小学校の時に初めて
音楽の授業以外で
「大勢で演奏する」
という体験をしました。
記憶にあるのは
「こきりこ節」という曲です。
先生が演奏してみせた
面白い楽器がありました。
木を切るかのような
効果音として
小さな2本の木の棒を
カツーンと打ち鳴らしたのです。
甲高い音で
「カキーン!」と鳴る音は
とてもユニークで
小学生のハートを
鷲掴みにしました。
先生が
「やりたい人ー?」と聞くと
ハイハイハイ!と
大勢が一気に手を挙げていましたね。
(私も挙げたような)
甲高い音を出した楽器の名前は
「クラベス」。
例えば木琴を思い出してみると
右側へ行くほどに
木の板が短くなります。
長さが短くなるほどに
出す音が「高く」なるのです。
クラベスも、ずんぐりとした
短い木の棒です。
甲高い音を出すために
そのフォルムで作られているのです。